鈴虫の基本的な飼育方法 <成虫・幼虫編>
我流の飼い方ですのでこの方法が絶対に良いとは限りませんので、参考程度に色々とアレンジしてみて下さい。(難しい事は無いのでオリジナルの方法でも全然問題ないです)
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幼虫・成虫の飼い方
孵化後に数回脱皮を行った幼虫と成虫の飼い方です。孵化直後でなければ殆どの幼虫はコチラの方法で大丈夫です。
目安カレンダー
卵は外気温が24~25℃を超えると孵化が始まると言われています。例年ゴールデンウィーク前後が目安です。
用意する物:
- 虫カゴや水槽等のフタの出来るケース【必需品】
- 飼育マット(おがくず・赤玉土・川砂等の市販品でOK)【必需品】
- エサ(ナス等の水分補給分と粉末タイプ等のタンパク質補給分の両方)【必需品】
- 流木や炭などの止まり木(スズムシは黒い物を好み、炭には消臭効果も有るのでオススメ)【必需品】
- 経木やジフィーポット等の隠れ家(スズムシは暗い所を好むので隠れ場所を作ると良い。流木等でも代用可)
飼育ケースの基本セット方法:
- フタは外敵が入らない様な編目の物を使う。(虫かごのフタも可)
コバエ防止シートが特にオススメです。 - 直接地面エサを置くとカビが発生するので、発生を防ぐために串を使用する。
- 野菜系のエサは暑さで腐敗しやすいので、ナス・エリンギなどを出来れば毎日交換する。
- 炭は、ケース内の湿度調節や消臭効果、止まり木としても使用できるのでオススメです。流木やジフィーポットを加工した物でも可。
- 粉末のエサはタンパク質の多い「市販の粉末のエサ」、カツオ節、煮干し等を使う。また、これも直接地面に付くとカビが発生するので、エサ皿の上などに置く。ペットボトルのキャップが使い捨てが出来るのでオススメです。
- マットは市販の物で、なるべく厚めに敷く(5~6cm)。マットが乾燥しすぎないように、霧吹きでスズムシに直接掛掛けないように噴霧する。少しくらい掛かっても全然大丈夫です。体や触覚に付いた水分を飲んだりしてます。
逆に、湿らせすぎるとダニの大量発生の原因になるので湿らせすぎにも注意です。 - スズムシは暗い所を好むので炭や流木、ジフィーポット等を加工した物で暗い場所を作る。
注意事項
- ケースの近くで殺虫剤や蚊取り線香の使用に気を付ける。(全滅する可能性有り)【重要】
忘れがちなのが、虫除けスプレーを付けた手でケースに触れない。【重要】 - ケースは直射日光を避け風通しの良い涼しい所に置く。35℃以上は急激に弱る可能性のある危険な温度です。
- エサは直接マットの上に置かない。(カビの発生を防ぐため)
- エサは可能な範囲で毎日交換する。
- ナス等の野菜類には農薬が使用されているので、使用前によく洗う。(全滅する可能性有り)【重要】
- マットを乾燥させすぎない。(乾燥によって成虫が死ぬ事はありませんが、産卵したての卵が死んでしまいます。また、霧吹きを使用する際は出来るだけスズムシに直接掛からないように噴霧する)
- 飼育マットを湿らせすぎない。(コナダニの大量発生の原因になります。大量発生してしまった場合はマットを乾燥気味にして下さい。)
- 共食いを避けるためにタンパク質を多く含む「市販の粉末エサ」やカツオ節、煮干し等を多めに与える。
- スズムシにはなるべく直接触らないようにする。(移動させる際は紙の上などに乗せて移動させるようにする)
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孵化直後~幼虫初期の飼い方
孵化のタイミングにばらつきが有るので、孵化直後から1~2週間経過するまではコチラの方法を参考にして下さい。その後は成虫と同じ方法で大丈夫です。
- 孵化が始まったら約10日間様子を見る。(毎日生まれます)
- 生後3日位からエサを食べるので、ナスや粉状にした「市販の粉末のエサ」を与える。
- 1週間に1度の割合で脱皮を繰り返していきます。
- 脱皮と共に幼虫はどんどん大きくなっていくので、あまりに数が多い場合は複数の飼育ケースに分けましょう。
- 7~8回脱皮を繰り返して、成虫になります。
»羽化の様子を時系列で紹介!!
基本的には、成虫の飼育方法と同じで構わないと思います。
繁殖方法と注意事項
繁殖方法や注意事項、冬場の卵の管理方法はこちらのページで紹介しています。